介護施設で働くと、給与面での安さに将来が不安になる人がいるかもしれません。しかし、特別養護老人ホームなどの24時間ケアが必要な施設で働く際には、夜勤を増やして働くと収入不足を補える可能性が高いです。
働き方を日勤のみに固定してしまう場合はデイケアサービスが中心となるので、介護保険制度から得られる収入が不足しがちとなることが原因で、資格を持っていても報酬が低いままになりがちです。手取りで15万円に届かない状態では、家族を養うことが難しいかもしれません。そういった場合は、夜勤のある施設への転職を考えた方が良いでしょう。
夜勤は、勤務時間が19時から9時程度までと日勤者への引き継ぎ時間が重なることから長時間勤務になる可能性が高いです。それでも日当にして高くて三万円程になることも多く、土日は更に手当が付くのでさらに高収入が期待できます。月10日程の勤務で三十万円程あれば、十分生活出来る水準となるでしょう。
正社員であれば交代勤務を行なうことが一般的ですが、中には夜勤を断り続ける人がいます。人手不足が原因で退職されては困るため、そういった我儘を聞いてしまう経営者も少なくありません。そのため、夜勤に従事するスタッフは少ないという現状があります。そのため、介護職として夜勤を率先して行ないたい場合、夜勤専門スタッフとして働くことは歓迎される可能性が高いです。
夜勤の場合、勤務時間が長くなるため、だいたい月10日前後の勤務になります。それ以上働きた場合は、他の施設でアルバイトを行なうことも施設により可能です。
夜勤専門のスタッフの場合は、アルバイト勤務や契約社員という形で募集していることが多く、かけもちで働けるようにしている所は多いからです。